あの日、の翌日

あねです。
あの日、の翌日。
西宮から向かった大阪は、
自分の身に起きたことは夢だったのかと思うほど
いつもと変わらない風景でした。
2日前のネグセはそのまま、
ホコリっぽい服装の私を除いて。

足元の世界はもろく はかなく、
いつ崩れ落ちるかわからないもの。
そこに身を置く人間の価値観なんて、
一瞬でくつがえり得ることを
身を持って体験した瞬間でした。

いつもの教室では、質問攻めにあいました。
「どうだった?」
挨拶さえしたことのない人まで、
親しい顔をして近づいてきます。
だれもかれもが、淀川を超えて来た者の
情報収集に大忙しです。
幸いなことに、住んでいた建物が
倒壊したわけでもなく、
身内で被害にあった者はいませんでした。

でも、そんなハナシは
見るからにガッカリな様子。
別の"収集場所"へと散っていきます。

おそらく他人にハナシをするときに
一番ひどい状況の人間のハナシを
一番近しい"友人"のハナシとして
登場させるのだろうな、と。
そんな人間の気持ちの悪い側面を
ぼんやりながめていました。

心を寄せることと、興味を持つことは
似ているようで大きく違うのです。
直接自分に関係のないことには
沈黙を通すという"心配り"も必要なのだと、
このときに学びました。

阪神淡路大震災から19年。
私の中で震災は、人生の宿題として
永遠に続くのかもしれません。

広島ブログ
by 3f-company | 2014-01-17 08:00 | 日々のできごと
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