苦いと甘いなつかしさ@鈴木商店

「鈴木商店をご存じか。」

で始まる日経の記事を見て、この本がなつかしくなり図書館で借りてきました。


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「鼠」 城山三郎 文藝春秋(昭和41年)

レトロ感漂う赤い表紙。確かクリーム色の箱入りの装丁でした。


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さて、鈴木商店とは明治から大正時代にかけて急成長をとげた総合商社。一時は、業界No.1の三井物産を超える売上をマークしたにもかかわらず、米騒動で本店が焼打ちに合い、その後衰退、倒産。華々しい時代を持つ、ある意味、伝説の会社です。

そして、本の題名となった鼠とは、大番頭の金子直吉のこと。神戸の個人商店を世界のスターダムに押し上げた功労者です。

と、熱く語っておりますが、そもそも卒論のテーマ探しに煮詰まっていた大学3年の終わり、友人から読んでみたら?と勧められ、鈴木商店を最初に知ったのはこのマンガ


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ヤングジャンプ・コミックス「栄光なき天才たち 3」集英社(1988)

時代に忘れ去られた、しかし、後の時代に大きな影響を与えた天才たちが取り上げられているマンガで、このなかのひとつに、金子直吉が取り上げられています。


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当時、読んだ瞬間に、これだ!とひらめき、この会社を取り上げて書くぞ!、と鼻息荒く高らかに宣言。煮詰まっていた私に助け舟を出してくれた友人に感謝しつつ、実のところテーマが壮大過ぎて、途中で尻すぼみのショボい卒論になってしまった苦い記憶もあり。

そんなこんなで、懐かしい記憶を開封してくれた記事でした。


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(日経新聞2015.2.20 文化欄記事「伝説の商社の残光を追う」小林正幸)

ちなみに、卒論のテーマを鈴木商店にしたと言う度に、学友から返ってきた返事は十中八九、

ーえっ?あのアイスクリーム屋さんについて書くの!


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でした。なにしろ大学の近所にはアイスキャンデーで有名な、同じ名前を持つ"鈴木商店"があるのでした。


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東京資本に勝るとも劣らない うまアイス のラインナップを持つこちらの"鈴木商店"ですが、今回の鈴木商店とはなんら関係がないことを念のためにここに記しておきます。

あね
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by 3f-company | 2015-06-17 06:00 | 日々のできごと
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