カテゴリ:広島アートシーン( 61 )

(大きいけど)かわいい鯉のぼりが出迎えてくれます。



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展覧会「柚木沙弥郎 いのちの旗じるし」@泉美術館

染色家 柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)の展覧会。

芹沢銈介に師事しただけあって、どの作品からも"民藝"の思想が伝わってきます。



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とりわけ、"雨ニモマケズ"の連作は味わい深く、詩を口ずさみながら何度も最初に戻って鑑賞し続けてしまいました。

今まで縁がなく、初めて出かけた美術館でしたが、とても落ち着いた雰囲気で、作品の素晴らしさが引き立つ、すばらしい展示空間。近くに大型商業施設"LECT(レクト)"がオープンしたこともあり、美術鑑賞もあわせて、こちらの西方面エリアにも意識を向けてみたいと思う機会になりました。

あね



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泉美術館(商工センター エクセル本館5階)
会期:2017年4月20日から6月4日まで
休館日:月曜日
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広島ブログ

先の見えない展開。スリリングでした。


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スヴェン・ヨーネ
『銃口の先にあるもの』(2006)
6分20秒

海岸沿いを歩く2人の男が登場。
会話もなく、片方の男が持っている銃に、何とも言えない緊張感が漂います。

ふたりが向けた銃口の先には、ドイツの東西分裂という歴史が横たわる云々、、、という政治的な解説が付けられていますが、それはさておき。

前後の説明なし。ただ始まり、そして終わる。
映像表現の機微のようなものを感じました。

あね


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ビデオアートプログラム
「世界に開かれた映像という窓」は
今回で52回目、鑑賞は無料。
『銃口の先にあるもの』は7月12日から
9月11日(日)まで上映。
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子ども連れの家族や、カップル、若い女性グループ、多くの人たちで賑わっていました。


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花の光が映し出されたり、


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波が動いたり、


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テクノロジーとアートの融合。

写真が撮って楽しめるので、今の時代に合っています。

'お絵描きタウン'では、色塗りして、


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スキャンしてもらうと、


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大画面に、自分の描きたモノが動いて楽しめます!


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最後は、'クリスタル ユニバース'。


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暑くて、行くところがない子どもにぴったりの催しでした。

elly
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これが現代アート?
一瞬、"県立美術館"?と思いましたよ。



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特別展「1945年±5年 戦争と復興:激動の時代に美術家は何を描いたのか」

1945年を境にして、その前5年間(-5年)と、その後の5年間(+5年)で美術表現がどのように変化したかを振り返る展覧会です。

必見は、小磯良平の「斉唱」(1941)


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何度か見たことがありますが、まじまじと見るのは初めて。中央の少女が毅然と正面を向き、その瞳だけが輝いているのが印象的でした。

これはすごい!と釘付けになったのは、藤田嗣治の「シンガポール最後の日」(1942)


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彼の戦争画が、西洋絵画の流れをくむものだという解釈を知ってから初めての鑑賞の機会。戦意高揚とか、秘めた反戦意識とか、そんな単純なハナシではなく、もっと客観的な見方をすると興味深いものがあり、彼が描いた他の戦争画も見てみたくなりました。

今回は、現代アートとは毛色の違う展示ばかりで少々調子が狂いましたが、この2枚をじっくり鑑賞できたことが思いがけない収穫となりました。

あね



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特別展「1945年±5年 戦争と復興:激動の時代に美術家は何を描いたのか」は
広島市現代美術館にて
2016年7月30日(土)から10月10日(月・祝)まで開催
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この企画は"黒川紀章つながり"でしたか?



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ピエール=ジャン・ジルー
「見えない都市#パート1#メタボリズム」(2015)

地下スタジオで上映されている11分の映像作品。開催中の特別展をスルーして、直接地階にアクセスすれば入場無料です。

高層ビルの立ち並ぶ現代の東京の風景に、建てられたかもしれない幻の建築物をコラージュ。桜吹雪が舞う仮想の都市を眺めることができる作品です。

幻の建築物とは、メタボリズムを提唱した黒川紀章、磯崎新らが構想した都市計画。東京湾に浮かぶ二重螺旋構造の建物は、いつの間に建設されたのかしら?と、一瞬勘違いしてしまうほどリアルでした。

今回は、関連企画としてアーティスト・トークの機会が設けられていたようですが、、、


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<2016年6月5日(日)14:00〜16:00>

残念!すでに終了時間でした。

あね


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(広島市現代美術館、設計:黒川紀章)

ビデオアートプログラム第51回:「見えない都市#パート1#メタボリズム」は7月10日(日)まで上映予定。
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これは何の展覧会?というレベルの認識で出かけてきました。


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特別展「東松照明ー長崎ー」@広島市現代美術館
2016年5月28日(土)から7月18日(月・祝)まで開催。

写真家・東松照明(とうまつ しょうめい)(1930-2012)が長年撮り続けた長崎の写真、350点が展示されています。


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とくに印象に残ったのは、被爆した街並み、被爆者のポートレート。一枚の写真の裏側にある街の歴史や、その人の人生が ひたひたとこちらに伝わってくるようで、素通りできずしばし釘付けに。これこそプロの写真家の才能なのでしょうね。

1階はモノクロ写真、地下からはカラー写真の展示。モノクロの方が、想像を巡らす余地があり、また、色の持つ時代性を特定していない良さがあるように感じました。

さて。こちらは窓口でもらったキッズガイド。


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毎回の特別展に合わせて子ども向けに作成されているものです。(無料)


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東松照明?だれ?というレベルの私にとっては、大いに頼りになるガイドとなりました。



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あね
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トクガワさま、お宝のお蔵出しです。



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特別展「徳川家康没後400年記念 天下太平 徳川名宝展」
2016年4月1日から5月29日まで
広島県立美術館

徳川家康の没後400年を記念した特別展。
普通に国宝、重要文化財が並んでいます。

盛ってます!デコってます!の元祖、お手本のような"芦雁蒔絵冠箱"(冠入れ)、"青貝螺鈿笏箱"(笏入れ)など、語るべき名品は数多有れど、ダントツで釘付けになった作品はこちら。

"萌葱紋縮緬地雪持竹雀文様牡丹紋付小袖(もえぎもんちりめんじゆきもたけにすずめもんようぼたんもんつきこそて)"
(展示番号:No.218)(*)

ー残念ながら会場内撮影禁止ー

天璋院(篤姫)所用の小袖。別の場所で別のものを見ていたのですが、これが目に入った瞬間、放り出し すっ飛んで近寄りました。というのも、腰から下に施された雪の刺繍がまるで"3D"のド迫力!

近くに寄ると、魔法がとけたように"2D"に戻ります。遠巻きにして見ればみるほど驚き度が増すという不思議な作品。刺繍糸の量を増やして目立たせる以外に、どんな技を使うとこんな演出になるのやら。彼女がお召しになられ時には、下座の下座まで、さぞ目を引いたことでしょう。

黄金週間、いいもの見せてもらいました。

あね


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(*)作品入替のため、8日までの期間限定展示です。ご注意を。
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よい季節になりました。
散歩がてら比治山に上がり、ちょいと現代美術館に立ち寄って参りました。


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デニス・フリンスキー
「電線を移るムクドリ」(2015)

地下スタジオで上映されている2分30秒の映像作品。開催中の特別展をスルーして、直接地階にアクセスすれば入場無料です。

何の演出もなし。電線から鳥が一斉に飛び立ち、群れをなして動く様子に少々の加工を施し、作品に仕上げてあります。


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作品というフィルターを通すと、見覚えのある風景にもかかわらず、見る度に印象が違い、飽きずに何度でも繰り返し見続けてしまいそうでした。

今という時間。それをどう切り取りどう見せるか。そんな現代アートの基本的な姿勢を改めて認識させられた作品。見応え十分、久々の掘り出し物でした。

あね



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ビデオアートプログラム第50回:「電線を移るムクドリ」は5月15日まで上映予定。
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入場すると、まずはじめに超有名作品が展示されています。


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特別展「北斎の富士 富嶽三十六景と富嶽百景」
広島県立美術館

富士山と言えば北斎、北斎と言えば富士山、というわけで、北斎の富士148点が一堂に展示されている展覧会です。

超有名作品とは、チラシの表にもなっている赤富士の"凱風快晴"と

"神奈川沖浪裏"


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まず最初に知っている作品が展示されていると、気分が大いに盛り上がるものです。

しかし、148点。
しかも、小さい。


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はてしなく続く作品に、老眼と老脚の私、出口が遠く感じられます。

時々、椅子に腰掛けて休憩しながらゆっくりと鑑賞。

心と時間に余裕があるお正月休みに最適な展覧会でした。

あね


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会期は2016年1月2日から2月14日まで
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近づいて、じっくり観て、ふしぎを発見する喜びがあります。


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だまし絵は、謎解きみたいです。


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ひろしま美術館で、2015.12.6(日)まで。

一緒に行った息子は、ベンチに置いてある絵本で、ちゃっちゃと'ふしぎ'を確認。

なんと、せっかちなこと。

まぁ、今回の彼の目的は筆箱。


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ミュージアムショップで、1,728円。

前回の購入のペンケースが古くなったということで色違いを購入。


(「新しい筆箱」2014.10.19のブログ)


話題もとい、安野光雅氏。


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2001年に津和野町に安野光雅美術館が開館。

津和野町の出身の方とは知らなかった。

いつか行ってみたいな。

elly
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