カテゴリ:色彩いろいろ( 2 )

カラーの参考資料

プロダクトカラーを分析している本をふたつ借りてきました。



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「日本の色 売れる色には法則があった!」
桜井輝子
朝日新聞出版(2016)

ヒット商品を事例に、日本らしい配色を分析しています。



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特に、和菓子の項は詳細でわかりやすい分析。包装でイメージさせるものと異なり、直接的な訴求力、そしてそのまま口に入れることを前提に生み出される食べ物なので、料理の配色のヒントとしても使えそうです。



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ちなみに、日本料理の特異な点は「一品ごとに色が独立した単色の組み合わせが多く見られる」と書かれた考察は、本書を手に取った収穫でした。(中華、韓国料理は色を混ぜ合わせて完成させる料理、フランス料理はソースで完成させるもの)



もう一冊はこちら。



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「図解!売れる色とデザインの法則 色形パターン配色に潜むロングセラーの秘密」
高坂美紀
秀和システム(2007)

少し古い本ですが、タイトルの通りロングセラー、すなわち定番になっている商品ばかりなので普遍的に使える資料かと。



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商品の直接的な分析にとどまらず一般的な配色の手法なども分析されており、インテリアの参考として幅広く、応用的に使えるヒントがたくさんありました。

カラーの本は調べたいことをピンポイントで見つけようと思ってもなかなか図書館で探すのが難しいジャンル。自分の備忘録も兼ねて少しずつこのカテゴリーに載せていこうと思っています。

あね
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3f-company
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広島ブログ
by 3f-company | 2017-05-01 06:00 | 色彩いろいろ

時と場合の配色

場にふさわしいカラーコーディネートを検討する時、去年、ベルリンで見た献花の色を思い出します。



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「戦争と暴力支配による犠牲者に捧げる記念碑」
(ドイツ ベルリン)

(撮影:2016年10月、以下同様)

背景色のグレーに花輪の黄色はコントラストが効いていて鮮やか。ブルーのリボンも華やかな印象で、ぱっと目をひきます。



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一方、こちらはカーネーションをメインにした素朴な花束。単体で赤色は派手なイメージですが、背景色と素材感が相まって、抑制の効いた渋い雰囲気に。



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どちらも建物内に置かれた"ピエタ(※)"に、朝いちばんの同じタイミングで手向けられたもの。



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異国の地で、性格の異なる色彩効果を同時に見ることができた貴重な体験でした。

あね

(※)サン・ピエトロ大聖堂にあるミケランジェロの作品で有名ですが、さまざまな芸術家が同じモチーフで制作しています。ここにある"ピエタ"はケーテ・コルヴィッツの作。
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by 3f-company | 2017-04-17 06:00 | 色彩いろいろ