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ー え~?行かんよ~

女子高生の姪っ子から衝撃的なスルー発言。逆に興味がわいて行ってきました。



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映画「美女と野獣」
(2017年、アメリカ、
原題:「Beauty and the Beast」
字幕:松浦美奈)

1991年に公開されたディズニーアニメの実写版。魔女の呪で野獣に姿を変えられた王子と、村で少々浮いた存在の女の子が出会うファンタジックラブストーリーです。

意外な演出が散在していて、夢みる女の子以外お断りではなく、大胆に間口を広げている印象もあり。主題歌も含め、何よりこのタイミングでリメイクすることで、今の空気感が存分に味わえるように作られています。

例えて言うなら、長く続いているラーメン屋さんは、お客さんに気づかれないように少しずつ味を今風にリニューアルしているとは、よく聞かれること。おそらく、前回作った1991年版では対象世代の感覚にはすでにフィットせず、それもあって彼女の「行かない、興味ない」発言になったものと思われます。

名作も またしかり。気づかれないように味付けを変えることで、"100年語り継がれる"永遠の存在であり続けていくのだと改めて認識した次第。



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莫大な製作費(広告宣伝費含む)が かかったであろうことは素人目にも明らか。なぜ今リメイク?というネガティブな声を ものともしなかったディズニーの英断に、脱帽です。

あね



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東急ハンズ広島店8階、サロンシネマにて4月21日から上映。

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広島ブログ
by 3f-company | 2017-05-10 06:00 | 映画
超一級役者、勢揃い。
それがこの作品の説得力。



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映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」
(2015年、イギリス、
原題:「EYE IN THE SKY(天空の目)」
字幕:松浦美奈)

テロリスト殺害の軍事作戦、標的は4人。ドローンからミサイルを発射する直前、ターゲットとなる建物の外で、パンを売るひとりの女の子を発見。彼女が巻き添え被害にあう確率が非常に高いことが判明します。テロリストたちは着々と自爆テロの準備をしており、このまま彼らを取り逃がしたくない軍の判断はGO。一方の政府高官たちは、想定される国民の非難と保身のため判断を渋ります。テロを阻止するため女の子ひとりの犠牲をやむなしとするのか?女の子を守るためにテロに巻き込まれる大勢の犠牲者に目をつぶるのか?究極の選択を前に、刻々と迫るタイムリミット。はたして結末は。



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登場人物それぞれで1本ずつ作品が出来るのではないかと思うほど、皆が異なる人生背景を持ち、違う考えを持つ人間だと解釈できるようにうまく作られています。これはヘレン・ミレンをはじめ、出演者の脚本の読み込みが相当なものとうかがえました。それゆえ、この問いに正解はなく、いま現実に起きていることを客観的に受け止めつつ、妥当と思われる点に軟着陸させるプロセスを通して、自分なりの解釈をするように投げかけられているような気がしました。

「軍人が戦争の代償を知らないなどと言ってはいけない」

というアラン・リックマン演じる国防副参謀長の激白は、ぬるい場所で自分の正論を振りかざしている自分に向けられたようで、場内が明るくなるまで、しばし打ちのめされておりました。今思えば「トップガン」の世界とはほど遠く、隔世の感あり。さらに言えば、湾岸戦争の中継映像を見たとき以上のインパクトで、戦争の形式が変わったのだという認識を改めて得る機会となりました。

ちなみに、これがアラン・リックマン最後の作品。そういう意味でも非常に感慨深いものがあり、しばらくはこの作品の余韻にひたることになりそうです。



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八丁座にて4月22日から1日1回、1週間の限定上映。

あね
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広島ブログ
by 3f-company | 2017-04-25 06:00 | 映画
私の率直な感想。

ジャッキー、WHO?
それより、あの人誰だっけ?



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第35代アメリカ大統領が暗殺されてからの数日間、葬儀の扱い、お墓の選定、ホワイトハウスからの引っ越し手続きなどなど、残された奥さん(=ジャッキー)が孤軍奮闘するお話です。



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ところで、ジャッキーの秘書、ナンシーを演じている女優グレタ・ガーウィグの存在感が半端なく、さすが"インディペンデント映画の女王"と呼ばれているだけあって、端の端の隅っこにいても目が行きます。終わるまで、誰だったか思い出せませんでしたが、先日観た作品で主演でした。


(☆)過去ブログ「映画「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」@サロンシネマ」(2017.3.14)

それにしても、最後まで調和しない耳障りな音楽、主人公演じる女優さんの顔の輪郭に不似合いな衣装、知っていることを前提に進むストーリー展開には げんなり。

口直しに、グレタ・ガーウィグ主演作品を2本、DVDレンタルしてきて観ました。



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ううむ。こちらはこちらでビミョ〜。

以上、率直な感想でした。

あね
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by 3f-company | 2017-04-19 06:00 | 映画
ノンアンチエイジングで出演のニコール・キッドマンが素晴らしく、素敵でした。


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(2016年、オーストラリア
原題:「LION(ライオン)」)

お兄ちゃんとはぐれて迷子になり家に戻れなかった少年が、25年の歳月を経て"ただいま"が できましたよ、という実話にもとづくハートウォーミングストーリー。

前半はインド編。主人公の生い立ちと、迷子になってから施設に保護されるまでの様子が描かれています。後半はオーストラリア編。養子として引き取られていき、やがて成長した主人公が、グーグルアースを駆使して自分の家族が住むインドの家を探し当てるまでを描きます。


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それにしても、インドで行方不明になる子どもが年間8万人もいるという驚愕の事実を初めて知りました。また、この主人公のように、運良く幸せな夫婦のもとに引き取られていく子どもばかりではないということにも思いが及びます。

また、過去を背負ってやってくる子どもを受け入れる側のデリケートな心情も丁寧に描かれていて、特にこの部分を演じたニコール・キッドマン、いつものクールビューティーを脇に置いての演技には心底うなりました。

ちなみに、映画のタイトル"LION(ライオン)"が、ここしかないという絶妙のタイミングでスクリーンに大写し。これには涙腺崩壊、参りました。観に行かれるご予定のみなさま、くれぐれも、ハンカチのご用意をお忘れなく。

あね
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by 3f-company | 2017-04-13 06:00 | 映画
記憶にございません。
よく眠れました。


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超有名な絵画、「バベルの塔」などを収蔵する名門美術館のドキュメンタリー作品、とのこと。

決してつまらなかったわけではありません。寝不足と八丁座の快適シートが敗因。

鑑賞された方、ぜひ感想を聞かせて下さい。



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映画「グレート・ミュージアム ハプスブルグ家からの招待状」(2014年、オーストリア)は3月18日から24日まで八丁座にて上映されました。

あね
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by 3f-company | 2017-04-09 06:00 | 映画
話題の"ラララ"は どう?って?
私、社会派以外では、ストーリーと建築・インテリア、そしてファッションが同時に楽しめる、こんな映画が好みです。



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映画「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」
(2015年、アメリカ
原題:「Maggie's Plan」)

チャーミングな作家志望の男性と不倫の末に奪略婚、にもかかわらず愛すべき彼は今やストレスの根源。しかも、鬼嫁と聞いていた元奥さんとの関係も継続中で、頻繁に連絡を取り合っている様子。こんなことなら、元さやに戻って欲しい!!と考えた主人公のマギー、元夫婦の復縁計画を企てます。こじれた三角関係、はてさて幸せの後始末はいかに?



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学者、教授、弁護士にコーディネーター。みんな知的だけど、どこか抜けている愛すべきキャラクターたちが勢揃い。人生、計画(プラン)どおりにはいかないもの。大の大人がジタバタする様子に、自分のことはさて置いて、大いに笑わせてもらいました。

また、散らかっているのに全体のまとまり感がある主人公の独身時代の借家。
元奥さんの住まう"いかにも"な日本趣味のリビング。
窓から庭のオブジェが見える赤い壁が印象的な大学のカフェテリア。
ブルーのタイル張りのバスルーム。
などなど。
地に足着くリアルなNYから垣間見える空間には、インテリアのヒントが満載で見応えあり。

女性監督ならではの徹底した女性目線のストーリー。"ラララ"的な男のロマンがお好きな方には、大きな疎外感を味わえること請け合いです。

サロンシネマで3月11日から3月24日まで上映。

あね
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by 3f-company | 2017-03-14 06:00 | 映画
思いがけず、味わい深い作品でした。



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映画「素晴らしきかな、人生」
(2016年、アメリカ)
公開は2月25日から。

経営者と、その部下3人、それぞれの人生における喪失と再生を描きます。

ウィル・スミス演じる主人公は広告業界のカリスマ経営者。しかし、娘を亡くして以来、人が変わってしまったように仕事も上の空。大口取引先からも愛想をつかされ、いまや会社も存亡の危機。仕事を失いかねない非常事態、危機感をつのらせた部下3人は、ひょんなことで知り合った劇団の俳優たちに"お芝居"を依頼します。主人公の反応は?はたしてその結末は?



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子どもがいない私でも、胸にグッとくるストーリー。部下のひとりが「100歳まで生きて、おじいちゃんと呼ばれたい」と言ったときには涙腺崩壊。子ども欲しさに"ドナー"のサイトを検索しまくるケイト・ウィンスレットの独り身の女心にも共感でき、また、エドワード・ノートンの娘への切ない愛情にもキュンときました。

ちなみに、クリスマスシーズンのNYが舞台。いつにも増して街はキラキラ輝き、おしゃれなファッション、スタイリッシュなインテリアがてんこ盛り。ストーリーだけでなく、都会の雰囲気も大いに満喫できました。

あね
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by 3f-company | 2017-03-02 06:00 | 映画
今年は世界的に選挙の年ですなぁ、ということで。



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(2015年、アメリカ
原題「Our Brand Is Crisis」)

ドキュメンタリー作品が映画化されたもの。サンドラ・ブロック主演ですが、残念ながら日本未公開。南米ボリビアで、実際に行われた大統領選挙戦の内幕を赤裸々に描いています。

投票日まで90日。対立候補との大差、28ポイントを覆すべく、陣営から声がかかったのが選挙コンサルタント、サンドラ・ブロック演じる主人公。正攻法では勝てない相手に立ち向かうためのイメージ作戦、だましだまされの頭脳戦など、シニカルな笑いをはさみつつ、投票日に向けてテンポよく話が進みます。

なかでも、選挙戦の最中に"Crisis"(危機)という漠然とした不安を設定し、これを解決するのはこの候補者しかいない、という一連のイメージ作戦が功を奏し、一気に差を縮める件(くだり)には、これが選挙の現実かと愕然としてしまいました。

ヘンテコリンな邦題が隠れ蓑、意外にまじめな社会派映画でした。

ちなみに、映画「ラブ・アクチュアリー」(2003)でアメリカ大統領を演じたビリー・ボブ・ソーントンがサンドラの後方に意味深に映っていますが、今回は大統領役ではありません。いろいろ観ているとそんな早合点、してしまいがちなんですよね。とほほ。

あね
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by 3f-company | 2017-02-26 06:00 | 映画
アメリカ映画ですが、どこからどう見ても完璧な日本の"時代劇"でした。



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(2016年、アメリカ)

キリスト教が迫害される時代の日本で、信仰を試されるポルトガル宣教師の苦悩を描きます。



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お正月は神社に初詣、クリスマスは教会に、葬儀は仏式、という柔軟性のある現代のわたしたち日本人には、信仰と言っても今ひとつピンと来ないもの。ましてや、死を覚悟してまでも信仰を守った当時の人々の気持ちに感情移入することなどなかなか難しいものです。

監督の言葉を借りるなら、人間の信念に置き換えると分かりよいかと。自分が信じていることが、ある日突然禁じられ、思いを残すなら殺されるとすれば、自分はどう振る舞うのか?あるいは、自分と違う信念を持つ他人にどう接するのか?

構想から実現まで監督執念の28年。信仰と暴力が自分の生涯の作品のテーマだと語るスコセッシ監督の渾身の一本。目を背けたくなるような拷問シーンが多く、心が折れそうになりましたが、これを見ずして今の世は語れまい、そんな気迫が伝わってくる文句なしの大作でした。

ちなみに、1月2日に放映されたこの番組



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NHK BS1スペシャル
「巨匠スコセッシ“沈黙”に挑む~よみがえる遠藤周作の世界~」

監督のインタビューをはじめ、モデルになった土地の紹介、また重要なキーワードである"転ぶ"の真意についても詳しく取り上げられていて、映画の補足解説にぴったり。また、禁教令も隠れキリシタンも知らなかったというゼロベースの監督に代わり、当時の庶民の暮らしのこと細かい所まで根気強く調べあげたリサーチャーというスタッフがいたということも初めて知りました。



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完璧な江戸初期の日本を描けたのは、地味な仕事の積み重ねの賜物。あらためて本作品のすごさを実感した次第です。

さらに原作。



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新潮文庫「沈黙」遠藤周作

なかなか手が出せずにいた一冊ですが、せっかくの機会。映画鑑賞後の勢いで読んでみるつもりです。

あね
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by 3f-company | 2017-02-20 06:00 | 映画
待ってました、由緒正しき"ブラピ"!
ゴージャスな衣装も相まって、終始スクリーンに釘付けでした。



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(2016年、アメリカ)

第二次大戦中の1942年。イギリス諜報員の主人公は、あるミッションを遂行するため、コンビを組んだフランス人女性"マリアンヌ"と恋に落ちて結婚。子どもも生まれ、ロンドンで幸せな家庭生活を送っていましたが、ある日、上司から妻に関する驚愕の事実を伝えられます。タイムリミットは72時間。愛する妻にかけられた疑惑を晴らすべく、公私混同かえりみず奔走する主人公でしたが・・・



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時代に翻弄される夫婦の絆。分かっているけど、なんともしがたい悲劇の結末。苦悩するブラッド・ピットはどこまでも紳士で、妻役のマリオン・コティヤールはどこまでも美しく、絵になる2人の王道ラブストーリー、絶品でした。

あね
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by 3f-company | 2017-02-12 06:00 | 映画