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すごいぞ師匠 AEGタービン工場(ドイツ ベルリン)

見えない向こうまでずーっと続いています。工場ですから、長いんです。



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AEGタービン工場(1909)
設計:ペーター・ベーレンス
(撮影:2016年10月)

電機会社 AEGの工場で、奥行きは207mあります。平和大通り(通称:百m道路)の2倍と言えばイメージできる長さかと。



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古代神殿を彷彿とさせるファサードを持つこの工場は、19世紀(様式建築)から20世紀(近代建築)への大転換を迎えるきっかけとなった建物で、建築業界の人間で知らない人はいないと断言できるほどの超有名ものです。

特徴は、むき出しにされた鉄骨柱の接合部。



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(これをピン接合と言います)

ちなみに、このボルトの径は、ちょうど紙コップを伏せて置くのにぴったりのサイズでして



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飲み終わりのゴミが(意図しないデザインと化して)点々と載せられている姿は見るに忍びなく、取れる範囲でせっせと回収したのでした。



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(NOーー!!(心の叫び 現地メモより))


さて、本題に戻り。柱の断面は下にいくほど細く絞られています。
窓ガラスは内転びになっていて、高さが高さだけに下から見ると、逆に柱が斜めっているように感じます。



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(高さは25m)

全体をぱっと見るとあっさりシンプル。だけど、見れば見るほど、こだわりが浮き上がって見えてきます。

ざらざらとした質感の壁とか



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壁の目地とか



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整然と並ぶリベットとか



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桟の割り付けとか



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これだけ規模の大きな建物から装飾的要素を削ぎ落としてしまうと、得てして味気ないものになりがちですが、細部に至るまで徹底して新しい手法を吟味し、取り入れていることが分かります。シンプルに見せながら存在感を持たせるというアクロバティックなデザイン力は、洗練の極みと言わずして何と言う。

ちなみに、設計したペーター・ベーレンス(1868-1940)は工業デザイナーからキャリアをスタートさせた異色の建築家。彼の事務所には、後にビッグネームとなる若き日のヴァルター・グロピウス、ミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジェが籍を置いていたとのこと。

さすが彼らの師匠だけあって、凄腕。実際にここを訪れて、その偉大さを実感しました。

あね



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参考資料:
「イタリア人が教える日本人の知らない建築の見かた」
フランチェスカ・プリーナ
エクスナレッジ(2013)

「ピラミッドから最新環境建築まですべてわかる世界の建築」
劉松茯
エクスナレッジムック(2012)

新建築1991年1月臨時増刊「建築20世紀PART1」

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広島ブログ
by 3f-company | 2017-05-22 06:00 | 建築
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